インド政府は、4月11日、国内の需要増に伴い抗ウィルス薬「レムデシベル」の輸出を禁止しました。現在、インドではコロナウィルス感染者がムンバイのあるマハラシュトラ州などで急増しており、この治療薬として認められインドで生産されているレムデシベルに対する需要も急増しています。...
インドの農業は、GDP(国内総生産)の20%近くを占める重要な産業で、総雇用の42%が農業従事者です。予算案では農業関連に1兆4830億ルピー(約2兆2245億円)が計上されており、前年度の修正予算額1兆4535億ルピーから約2%の増加となっています。モディ首相は、2022年までに農家の所得を倍増することを目標としており、コロナ禍においても増額したいという思いが伝わってきます。 特徴的な予算措置として、農業インフラ開発特別税(AIDC: Agriculture Infrastructure & Development Cess)が新設されました。これによって得られた予算は、読んで字のごとく農業インフラの整備に使用されます。 コロナ関連では、工場閉鎖等で農村に流れ込んだ労働者を保護するための、国家農村雇用保障事業(NREGA: National Rural Employment Guarantee Act)に7300億ルピー(約1兆950億円)の予算が割り当てられました。 農民の生活を保障するためという理由で、農家から買い上げる穀物の最低支持価格(MSP: Minimum Support Price)を生産コストの1.5倍とすることを保証しましたが、市場経済の自由度を制約してしまうのではないかと懸念されます。 モディ政権は、インドの農業の生産性の向上と商流の自由度を高めようと農業改革を推進していますが、政略もからみ、なかなか進展していないのが実情です。農業関連新法に反対する農民のデモも継続しており収まる気配がありません。当社が行っている農業事業(日本の技術を用いた高付加価値農産物のインド国産化)は、正に農業改革の目指す方向性に合致したものであり、インドの農業に革新的なインパクトを与えられるものと考えております。
インドの新型コロナウィルスの累計感染者数は、米国に次ぐ世界第2位の状況が続いていましたが、2021年3月13日ブラジルが増加したことにより世界第3位になりました。...
インドの国防予算は、4.78兆ルピー(約7兆1200億円)で前年の4.71兆ルピー(約7兆200億円)から1.4%増加しました。その防衛新装備品(武器)の調達予算は1.35兆ルピー(約2兆100億円)で19%増加しており、国軍の近代化を進めようという意図が反映された予算となっています。...
2021年3月5日インドのモディ首相は、米国で開催中の国際エネルギー会議(CERA)にオンラインで参加し、世界的エネルギー・環境リーダーシップ賞受賞に伴う演説を行いました。...
新年度のインドの予算案における教育関連予算は、9,322億ルピー(約1兆3,520億円)で、新型コロナウィルス対策に多くの予算が割り当てられたあおりを食らって、前年度予算(9,930億ルピー)より減少しています。内訳としては、初等・中等・識字教育に5,487億ルピー、大学等の高等教育に3,835億ルピーが充てられています。 インドの教育政策は、国家教育政策(NEP: National...
インドのナレンドラ・モディ首相は、2021.3.1~3.5にかけて実施される国際エネルギー会議(CERA)で世界的エネルギー・環境リーダーシップ賞(Global Energy and Environmental Leadership Award)を受賞し、基調講演を行います。 CERA(CERA: Cambridge Energy Research...
インドの新年度の予算案は、コロナ禍による経済の低迷を回復軌道に乗せるため、健康管理とインフラ整備に重点を置いた内容になっています。インフラ整備関連には、前年度の約34%増の5.54兆ルピー(約8.09兆円)が割り当てられています。...
2月27日から3月2日にかけて、インド初のヴァーチャルトイフェアが開催されます。以下のサイトから登録できますので、ご関心のある方は以下のサイトから登録できます。
インドのガソリン価格が1リットル当たり100ルピー(約145円)を超えました(2020年11月初旬は約84ルピー)。インドの野党は、燃料価格の高騰について激しく現政権を非難していますが、モディ首相は、石油を85%も海外に依存していることが問題であり、もっと早く手を打って来なかったことこそが問題だと、間接的に野党を非難しました。...