6月7日に開票された総選挙の結果、単独過半数を獲得できなかったインド人民党(BJP)は、与党連合(国民民主同盟:NDA)を組織することにより新政権がスタートしました。
6月10日、ナレンドラ・モディ首相(73歳)は3期目の組閣名簿を発表し、主要閣僚であるアミット・シャー内務大臣(59歳)、スブラマンヤム・ジャイシャンカール外務大臣(69歳)、ニルマラ・シタラマン財務大臣(64歳)、ラジ・ナート・シン国防大臣(72歳)等の重要ポストは留任されました。
インドの大臣職は50以上もあり、アーユルベーダやヨガを所管とするAYUSH大臣、ガンジス川浄化を目的とした水資源大臣、起業促進大臣、マイノリティ大臣等広範囲に専門的な大臣職が充てられています。与党連合(NDA)を構成する地域政党には、民間航空大臣や中小零細企業大臣等の少数派の権利等を重視する大臣職が割当てられています。
連立政権になった3期目のモディ首相が、国内外における求心力を低下することなく、東西の両陣営と対話できる存在感を継続することが望まれます。
(新しい閣僚評議会の集合写真:The Quint)