元祖ウォシュレット インド流!
インドのトイレット・ペーパーは日本のようにキチっとミシン目の入ったものは少なく、中にはペーパータオルのような厚い紙をグルグルと巻いたようなものもあります。最近は、多少品質が向上したものの10年前と大差ありません。初めてインドに赴任したときには、トイレットペーパーを探すのにも一苦労というようなことがありましたが、品質にこだわらなければ比較的簡単に手に入るようになりました。それでも、日本のように6個まとまってパックされているようなものは見かけません。
そもそも、インド人はトイレット・ペーパーを余り必要としないのです。お水で綺麗に洗うのです。今でも、安宿のトイレには、マグカップが置いてありますが、それはお尻を洗うためのものなのです。かつてインド人の友人に使い方を聞いたところ・・・・・・(略)・・・・・・。
ちょっと気の利いたホテルでは、ノズルのついた洗浄器があり、かなりの水圧で水が放射されます。これを初めて見たのはタイのホテルでしたが、インドでもかなり普及してきました。水で洗い流すという機能から見れば、まさに元祖ウォシュレット。お湯なんか出なくても、ほとんどの地域が暑いインド、へっちゃらです。
現在、ウォシュレット付きトイレがお金持ちのインド人に売れているそうですが、日本で初期に出たようなウォシュレット、ノズルの位置をワイヤーで動かすあの初期タイプ。これをインドで製造し安価で売れば、インド中に広まるのではなどと考えてしまいます。インドでもシンプル・イズ・ベストです。