2020年12月8日現在、インドの新型コロナウィルス累計感染者数は9,319,940人で、1日当たりの感染者数は減少しつつありますが、世界で2番目に多い状態が続いています。
12月4日、米国のメーカーが新型コロナウィルスワクチンの緊急使用許可をインド当局に申請したのに続き、12月8日第3相試験を実施していたインドのBaharat Biotechもココバキシン(Covaxin)の使用許可を申請しました。
米国のメーカーはインド国内での臨床試験を実施しないでの申請であり、効果を保つためには氷点下70℃以下に保管する必要があります。冷凍貯蔵施設が十分整備されていないインドで、農村部等にまで搬送できるか不安はあります。
モディ首相は12月7日、インド当局がワクチンの使用を許可すれば、数週間後にワクチンを接種できる準備が整っていると述べました。
全世界で新型コロナウィルスワクチンの開発が激化していますが、感染予防効果の実証に時間がかかり副作用の心配も残る中で、どのワクチンを採用するか国の判断が問われるところです。新型コロナウィルスのワクチンとして、インド固有のワクチンが早期に承認され感染者が早期に収束することが期待されます。
(indiatvnews.com)