12月22日現在。インドの新型コロナウィル累計感染者数は1,000万人(10,075,422名)を超えました。一時期約10万人だった1日の感染者数は、約5万人と減少傾向にあります。
12月14日、インド政府は1月末に開始される予定の新型コロナウィル用ワクチンの接種ガイドラインを発表しました。予防接種の第一段階では、医療の第一線の従事者、51歳以上の人及び50歳以下の重篤な疾病を持っている人を対象とします。
1,000万人の医療従事者、2,000万人の警察官、軍人等第一線で働く人、2億6,000万人の51歳以上の人等約3億人が第一段階の予防接種対象者です。50歳以下の人でも、糖尿病、高血圧等の重篤な疾病を持っている人1,000万人も対象になります。
ワクチン接種を受けるためには、年齢確認及びカテゴリー分類のための電子登録が必要で、Co-WIN (COVID-19 Vaccine Intelligence Network) というワクチンインテリジェントネットワークが新たに導入されました。このシステムにより、ワクチンの配布状況を追跡し、
数種類のワクチンの混合を避け、接種の優先対象者を特定します。
接種に当たっては、各地に接種サイトを作り、医師等5人のスタッフで、1日当たり100人に接種し、事後30分間敷地内で待機させて経過を観察します。
現在インドでは、6種類のワクチンが使用承認に向けて開発を加速しています。広大なインド全土にワクチンを行き渡らせるためには、インド産のワクチンが早期に承認され、それが適切に輸送(空輸・陸上輸送)され、更に接種を行うことのできる人材と施設が早急に整備される必要があります。
(bbc.com)