2月1日、例年どおりインドの2021年度の予算案が発表されました。インドの会計年度は、日本と同じく4月から翌年3月末までで、年度開始までに予算案が審議されます。本年度から予算書案はペーパーレスになるため、ニルマラ・シタラマン(Nirmala Sitharaman)財務大臣は、予算が入力されたタブレットを伝統的な赤色のケースに入れて議会に提出しました。
歳出予算は、34兆8323億6千クロール(crore:1千万ルピー)(約49兆8千億円)で、新型コロナウィルスによりダメージを受けた分野を手厚くサポートし、インドを再び成長の軌道に乗せようという意図が顕著に表れた予算となっています。例えば、ロックダウンにより職を失った人々を対象とした雇用創出に関する予算や医療関連予算などです。
財務大臣は、予算案説明の中で、インドが新型コロナウィルスを克服し、新しい希望に満ちた国(the land of new hope)になることを踏まえた予算と述べていますが、新年度予算が、正にそのように活かされることを期待します。
(timesnownews.com)