2月15日現在、インドの新型コロナウィルスの累計感染者数は10,916,589人で米国に続き世界第2位のままですが、日々の感染者は9月の約10万人から約1万人と減少傾向にあります。
新年度の予算案において、健康・福祉関連の予算は2兆2,384憶ルピー(約3兆2,230億円、前年度比135%以上)と大幅に増加しています。特に健康管理の予算は2倍に増額されています。
具体的には、今後6年間で6,418億ルピー(約9,200億円)を支出し、医療システム開発や既存の国立医療機関の強化や新たな機関の設立に充て、新たな感染症の検出や治療対応ができるような体制を整えます。また、新型コロナウィルスのワクチン接種のために3,500億ルピー(約5,000億円)を割り当てています。
さらに、感染の原因とみられる衛生管理対策にも1兆4,167億ルピー(約2兆400億円)を支出し、排水処理やゴミの分別、大気汚染の削減等インド都市部の清潔化が図られるよう配慮されています。
インドの感染者数は減少傾向にありますが、新年度の予算が有効に活用され、ワンランク上の衛生環境が極力早期に整えられるよう期待したいところです。
(ndtv.com)
(WorldOMeter)