9月8日、エリザベス女王が96歳で逝去されました。
モディ首相は、「公の場で尊厳と良識を体現する冠たるリーダーシップを備えた人物として記憶されるだろう。」と称賛し、11日の日曜日はインド全土で哀悼の意を表し半旗が掲揚されました。
インドは、英連邦(56か国)に属していますが、イギリスを凌ぐ経済大国になりました。しかし、植民地支配の記憶は一部の人に残っており、哀悼に反対する思いもありました。女王の王冠に飾られている、インドで発見された世界最大のダイアモンドと言われる106カラットのコ・イ・ヌール(Koh-i-Noor 光の山)の返還を求める声もあります。
エリザベス女王は、インドが独立してから数年後に即位し、その後3回インドを訪問しており相当の歓迎を受けています。コロナ禍においても著しい発展を続けるインドですが、エリザベス女王の逝去に伴い、植民地時代の記憶を退け、新しい歴史を作る門出となることが期待されます。
エリザベス女王の棺に乗せられた王冠
(コ・イ・ヌールは中央十字架の中)
(town&coutrymag.com)