インドのタクシーといえば、ぼったくられる、違う行き先に連れていかれる、お土産屋に寄られる..といったことを聞いたことがある方も少なくないでしょう。
在インド日本大使館でも以下の通り注意警告を発しています。
『空港、鉄道駅、バスターミナルからタクシーやバス、リキシャを利用する邦人旅行者が色々な被害にあっています。空港で声をかけてくるタクシー等には絶対乗らないようにして下さい。
声をかけてくる違法タクシー(白タク)に乗ってしまうと、空港等からタクシーで直接悪質な旅行会社に連れて行かれ強引に法外な値段で国内ツアーを組まされることや、「あなたが予約したホテルはコロナ禍で閉鎖している」「そのホテルのある地区で暴動があり、警察が立ち入り規制を敷いている」等色々な理由を述べ他のホテルや悪質な旅行会社に強引に連れて行くことがあります。空港等からのタクシー利用は、指定タクシー乗り場を利用するか、Uber等の信頼の置ける配車アプリをご利用ください。』
(在インド日本大使館より転載)
私、大木もインド行きが決まったときに一番心配だったのは移動手段でしたので、インド渡航前に知人のインド人のアドバイスもありUberアプリをインストールして行きました。乗車地点から行き先を名前または地図アプリでピンをつけると、到着地点までの時間や距離と価格が表示され配車依頼をクリックすると、上の写真のようにドライバーさんの写真、車のナンバー、乗車地点までの距離まで表示されます。
近づいてきた車のナンバーを確認して、ドライバーにこの乗車の暗証ナンバー(毎回乗車の度に暗証ナンバーが自動で表示される)を伝えると、ドライバーは自分の携帯のUber画面に暗証ナンバーを入力、任務開始となります。道中もアプリ内の地図で走行している道を確認することができるので、遠回りされていることがないことを随時チェックできるのです。
この度のインドデリーでのWord Food India会場であるプラガティマイダンまでホテルからは約30分、料金は370ルピー(日本円で約630円)で行くことができました。
1人旅でしたのでこの安心感にはどれだけ助けられたことでしょう!
Uberタクシーの便利さを信頼し、あちこち行くときに利用させてもらいましたが、ひとつだけ困ったことは、ランドマークとなるような場所で乗車依頼した場合は、人も車も多すぎてなかなかドライバーに出会えないことが数回ありました。そのような時は、乗車ポイントに到着したドライバーからアプリ経由で電話がかかってきます。電話に出ると、くせのある英語またはヒンディー語で聞き取ることができません。(私の英語力も不足しています(;^ω^)
どうしようか!?どっさに近くにいたインド人に(信頼できそうな人を見つけ)、私の携帯電話を見せ、「This is Uber. Help me please.」と頼ってみました。その人は状況を察知し、きちんとドライバーに私の待っている詳しい場所を説明してくれるのです。
感謝!感謝!
こうして、幾度かインド人の方々のお世話になったのでした。
乗車中はご覧のように、現在走行中の地図や到着予定時間、料金が表示されます。
一度だけ乗車中に到着場所が行きたい場所と違う設定になっていることに気が付きました。
ドライバーに行きたい場所を伝えると、どうやら車で5分くらいの距離で違っているようです。
ドライバーが私の携帯を見ながら「You can change the spot. 」というようなことを言ったので、アプリを確認すると、到着予定の右側に「追加または変更」と書いてあります。そこをクリックして、変更場所を記入したら、見事に到着予定の場所が変更されたのでした。
この時ばかりはちょっと冷や汗をかきましたが、一件落着し安心しました。
あらためてメリットは以下の通り
①乗車する際にドライバーと価格交渉する必要がない
②現地の適正な価格で乗車ができる
③ドライバーに口頭で行き先を伝える必要がない
④変な車やドライバーに遭遇する確率が低い
④の変なドライバーに出くわす確率が低いことの理由は、乗客はドライバーについてスターマーク5までの評価を下車後につける必要があり、低評価の場合はドライバーの今後の配車依頼に影響するため接客態度に気をつけている人が多いのだろうということを感じることができました。
この度のインド出張では初めての体験ばかりでしたが、タクシーの便利さがわかるとインド行きのハードルがちょっと、いや、かなり下がる方も多いのではないかと思いブログにしてみました。
少しでもお役に立てましたら幸いです。