2024年1月10日、インドのモディ首相は、グシャラート州で実施されたグローバル・フィンテック・リーダーシップ・フォーラム(Global FinTech Leadership Forum)において、GIFT City (Gujarat International Finance Tec-City)で行う金融とテクノロジーの融合の取り組みを通じてインドが世界有数の金融ハブとなると述べました。
GIFT City は、2007年モディ首相(当時グジャラート州知事)の発案により、インド版スマートシティプロジェクトとして構想されました。2021年度国家予算で国際金融サービスセンター(International Finance Service Center: IFSC)が予算化され、その拠点としてグジャラート州にGIFT City を整備しています。州都のガンディナガルに近くデリーからムンバイに走る国道沿いにある、総面積900エーカー(約360万㎡)に及ぶ広大な施設です。
2024年1月現在、3部門の国際取引所、25の銀行(日本を含む9以上の外国銀行)、80のファンドマネージャー及び40以上のフィンテック企業等が参入しています。
GIFT City には、土地収用や財政面での不安が残っていますが、インド独自のルールや官僚主義から距離を置く国際水準の金融スマートシティになることが期待されます。
(India Shipping News)