2月1日、例年通り2024年度の国家予算案が発表されました。インドの会計年度は日本と同じく4月から翌年3月までで、通常は年度開始までに新年度予算が審議されますが、2024年度は総選挙が行われるため、選挙結果が確定されるまでの暫定予算案の発表になりました。モディ首相の2期10年の任期最後の予算案であり、モディ政権の成果を継続させるとともに総選挙をにらんだ暫定予算となりました。
財務大臣は、設備投資は11.1%増の11兆1100億ルピー(約20兆円)とし、その他の予算等による社会全体の成長とともに経済を前例のない発展に導き、2027年までに世界第3位の経済大国になる可能性を示唆しました。
暫定予算は当面の資金需要に充当するための予算であり、最終的な国家予算案は、総選挙後に公表されます。
予算案を策定するモディ首相とシタラマン財務大臣
(www.moneycontrol.com)