インドで猛暑続く
5月29日、インドの総選挙で国中が盛り上がっている最中、首都デリーで国内最高気温の52.3℃を記録しました。
6月18日、デリーで夜の気温が35.2℃となり、過去55年間で最も暑い夜になりました。日中の最高気温が43.6℃でしたのでその差が8℃しかなく、日中の暑さから身体が回復するには厳しい気温でした。
猛暑に連動するかのようにデリーの空気も悪化し、空気質指数(AQI: Air Quality Index 空気中のPM2等の汚染物質の量により空気の汚染度を指数化)が196(Unhealthy中程度)から306(Hazardous非常に悪い)に悪化しています。(東京は46でgoodです。)
デリーの暑季は4月から6月頃で、最高気温は連続で40℃を超えます。7月になると雨季になりモンスーンの影響により湿度が上がりますが、気温は35℃程度になります。
前例のない暑さにより首都の電力消費が増え停電まで引き起こしています。熱中症の増加等による市民の健康被害や水不足による農業への打撃等により、回復基調のインド経済に悪影響が及ばないことを祈るばかりです。
(Photo: Daily Excelsior)