12月9日、インドの首都のインディラ・ガンディ国際空港の混雑緩和のため建設中のノイダ国際空港の試験運用が開始されました。新国際空港は、2025年4月に滑走路1本での開港が予定されており、将来的には2本の滑走路を持つ首都圏近郊の2番目の国際空港になります。
インディラ・ガンディ国際空港は首都デリーから15kmの距離で便利な空港ですが、年間約7000万人が利用し混雑が常態化しており、数年以内に飽和状態になることが予想されています。新空港はデリーから72km離れていますが、高速道路・高速鉄道の接続等も計画され、開港時の約1200万人の利用から将来的に約6000万人に拡大させることにより、混雑の緩和とノイダ地域の商工業及び経済的な発展が期待されています。
2019年にスイスのチューリッヒ空港を運営する企業が、新空港の建設と完成後40年間の運営権を確保しています。スイスの効率性とインドのホスピタリティが融合した新国際空港は、運用の効率性と優れた顧客サービス及び環境への配慮等によりインドを代表する空港のモデルになることが期待されています。
水門礼(Water Canon Salute)により歓迎される一番機の着陸
(Photo: The Print)