2月1日に発表された新年度予算案は、厳しい世界情勢の中で持続的な経済成長、健全な生活支援、長期的なインフラ構築に重点を置いています。主な予算項目の内容は、以下のとおりです。
インフラ整備(12.2兆ルピー、約20兆円)の具体的な事業として、ムンバイ、バンガロール、ハイデラバード等主要な経済拠点を結ぶ、7本の高速鉄道網を整備して各都市間の連結性を強化します。また、20本の新たな水路を整備し内陸水上輸送を拡大します。
国防予算は、7.84兆ルピー(約13兆円)で前年比約15%増加しており、空軍及び海軍の近代化を図ります。
農業関連予算は、1.62兆ルピー(約2.7兆円)で、新しい生産技術を導入することにより農業部門の雇用を増やし、生産性を高め、農業従事者の生活を向上させます。
5か国と国境を接する東北地域(アッサム州、メガラヤ州等8州)は、言語的にも多様な地域で開発も遅れた地区であり、発展のため北東部開発予算として、8000億ルピー(約1.3兆円)が当てられ観光、交通網整備、グリーンインフラへの重点的な取り組みが行われます。
2026年度の予算は、将来に向けた確実な構造改革により長期的な生産性と競争力を高め、インドが経済的に信頼を得られる先進国に繋がることが期待されます。
(Photo: Times of India)