日本ではインド料理といえばナンですが、日本に来てから初めてナンを見たというインド人も少なくないことをご存知でしょうか?
その理由は、ナンはもともと北インドの宮廷料理で一般的には食べられていなかったこと、一般家庭にはナンを焼くためのタンドールがないことだそうですが、インド人もナンを食べるときはレストランで食べるのが一般的だそう。
日本のインドレストランで見るひょうたんのような形をしたナンは日本人向けに進化した形でインドにはないそうです!
ナンの原料は精製小麦粉で発酵させたから焼くのですが、インド人知人いわくナンより体にいい主食があるそうで皆さまにその一部を紹介させていただきます。
地域によってさまざまですが、よく食べられているのはチャパティ。
チャパティの原料は全粒粉で発酵はなし、生地を焼くのは専用の淵のないフライパン、クレープのように薄く焼きます。薄いクレープのような感じで少し歯ごたえがありますが、しっかり噛んで食べるせいもあるのかナンを食べた後の胃がもたれるような満腹感はなく、カレーなどにもよく合います。
ロティはチャパティの少し厚め、プーリはチャパティを揚げたものでさくさくとした食感。
南インドは米をよく食べるそうですが、ドーサも有名。
ドーサは米粉を発行させて焼いたクレープのようなもので、くるりと巻いて出てくることが多く、初めてドーサを食べたインドレストランでは圧巻の大きさに驚きました。
インド料理店だからインド人が作っていると思い込むのは禁物です。
日本のインド料理店の9割はインド人ではないという話を聞きました。
ネパール、パキスタン、スリランカ人という場合がほとんどだそうです。
インド人のシェフがいるインド料理店をリサーチしてから本場のインド料理を食べてみるのもいいかもしれませんね。