インドの大気汚染が深刻だそうです。
外務省の注意喚起を転記させていただくと、「インドでは,例年,雨期が終わり気温の低下する10月頃から1月下旬頃まで,大気汚染が顕著となる傾向にあります。特に,毎年10月下旬から11月上旬(2018年は11月7日の予定)に行われるヒンドゥー教の祝祭であるディワリ(Diwali)前後に市内のいたる所で使用される大量の花火によって,大気汚染が助長されることが懸念されていますので,以下2を参照し,適切な対策を心がけてください。
2018年に世界保健機関(WHO)が世界91か国の2,628都市におけるPM2.5の年平均値(実測値)を公表したところ,デリーのPM2.5年平均値は143μg/m3と世界最悪レベルに達しており,WHOの基準(10μg/m3以下)およびインド政府の基準(40μg/m3以下)を大きく超えていました。」とのこと。
世界の都市の大気汚染ワースト10に入る勢いで汚染が進んでいるその原因は、11月に入ると刈入れの終わった田畑を焼く習慣、年々増加する車の排気ガス、そして発電所や工場からの排気が空気中に滞留するためと言われています。実際、10月から2月は濃霧になることも多くインディラガンディー国際空港の離発着にも影響することがあります。この時期に北インドを旅行される場合は、航空機の離発着の遅れや代替え飛行場への着陸の可能性などを考慮し十分な余裕をもって計画することが必要です。また、鼻やのどのケアのため、マスクを持参されることをお勧めします。現地でインド人と合流する場合には、その人の分も持参してください。自分だけマスクをするとなんとなく後ろめたい気持ちになったり、インド人の心証を害したりしますので。一緒に着ければ連帯感みたいなものも出て来てプラス効果になることの方が多いです。
参考:外務省HP
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2018C150.html