インド国防研究開発機構からの公示情報ですが、思わず笑ってしまいましたので紹介させていただきます。
リストの内容はともかく、その表題に(ToT)の表示があるではありませんか。これは、日本で良く使われている「泣き顔」絵文字ですよね。なんだ、応札が無くて困っているのかと思いきや、Transfer of Technologyの略でした。そのリストは以下のサイトに公開されています。
公示の内容は、国防研究開発機構の開発した技術を民間に移転するというものであり、本日(2019.3.25)現在でも有効なものは上記の表のとおりですが、Extendedとなっているものは誰も欲しがらないから延長されていると思って良いでしょう。高度な技術を有する日本の企業には関係ないかもしれませんね。これとは逆に、高度な技術をインド側が欲している場合は、入札情報としてインドの公企業(公社)に提示されます。これに基づき公社が民間の企業の製品を集めてシステムを組み上げ応札するのが一般的です。ここに日本の企業が入る余地があります。弊社では、インド軍や準軍隊、警察などの警備関連システムに製品を納入しようとする企業3社のお手伝いをしています。内1社はインドでのデモンストレーション実施済みであり、他の1社はインドの公社で複数回打合せも行っています。巨大な市場です。現在お手伝いしている会社のみならず、多数の日本の企業がインドのセキュリティ分野でご活躍下さるよう願っております。