22ヵ国と地域に2千店以上を展開するユニクロが今秋にはインドデリーのアンビエンスモール内に1号店、ニューデリーショッピングセンターSCに2号店、グルがオン中心部に3号店をほぼ同時期にオープンさせる見込み。
もともと外国資本に対する規制が厳しいとされるインドにおいて、現地小売業の反発もある中、ここ数年でH&M、ZARA、Forever21、日本からは無印良品などが進出を遂げてきた。
Make in Indiaを掲げているモディ首相の政策に沿う形で売上高の最低30%を現地で生産した商品にするルールがあるそうで、まずは現地企業に委託しながら段階的に30%まで上げていくと同時に工業団地の建設などゼロから推し進めるプロジェクトも走り始めている。
1984年に広島で第1号店を出したユニクロが1999年には東証1部へ上場を果たし、ここまで走り続けてきた。
日本在住のインド人数人に聞いてみたところ、ユニクロやGUはライフウェアとして愛用し、周囲のインド人の間でも定着していることから、着心地がよく質のいい製品はインド国内でも受け入れられるとする見方から、インドにはもっと安いものがあふれているので簡単にはいかないだろうなど様々な意見が聞かれたが、現状に甘んじず、新たな挑戦をし続けるアイディアとそのスピード感には驚きと期待を禁じ得ない。
参考:産経新聞2019年8月14日
日本経済新聞Web2019年8月16日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47428400X10C19A7H63A00/