インド人と仕事をしていると、突然の計画変更やキャンセルが当然のごとく行われるため、腹立たしい思いをされた日系企業の方々も多いのではないでしょうか。これは民間、政府に関わらず行われるため、JICA事業ではインド人を日本に招聘して研修させることは原則として行いません。これはインドに限ったことで、他の国ではちゃんと行われます。インドの場合、訪日する人が直前になって変わったり、訪日をキャンセルしたり、直前まで訪日する人物が決まらなかったりと、事実上の調整が困難であるためやむを得ない処置として行われています。
インドにとっては甚だ不名誉なことと思いますが、インド人は意に介さず、相変わらずドタキャンを平然と繰り返しています。我が社でも、インド人のドタキャンには痛い目をみたことがあります。それも1度や2度ではありません。こちらから発効した招聘状(Invitation)を紛失して査証申請が出来なかったなどという不届きな輩もいます。インド出発直前になって、総領事館に連絡して何とかしてくれなどと頼み込んで来たりしますが、何ともなりません。書類が揃っていなくて査証が発給されるなどということは有り得ません。
これを承知でインド人とお付き合いしていかないとストレスばかりが溜まり、決して良い結果は生みません。「あ、またか。しょうがねぇな。」と諦めて次の手を打った方がマシです。「おっ、これで貸しを作ったぞ、シメシメ」と考えて次の交渉材料として利用するぐらいの気持ちでいた方が良いですね。
この度も、食品国際見本市(World Food India 2019)が11月1~4日の実施を目前にキャンセルとなりました。2017年の同見本市では来場者数75000人、800社が出展したこのイベント、出展ブースを確保して意気込んでいらした日本の企業さんにはお気の毒ですが、こんなことでめげることなく、是非インド進出を果たしていただきたいものだと思っています。インド人のドタキャン、直前の計画変更、時間遅れ、、、大変嘆かわしいことですが、それを乗り越えた先に極楽が待っていると信じて!