インドのロックダウン再々延長
インドの5月4日現在の感染者数は、42,505名で、死者は1,391名に達しており、ロックダウンが再々延長されました。
3月25日から実施されているロックダウンは、4月14日に5月3日まで延期され、再々延長により5月17日まで継続されます。
再々延長時のガイドラインは、州間の移動制限、学校等の教育機関閉鎖、5人以上の集会禁止、公共の場所での酒・タバコ等の使用禁止等を求めており、職場でも手洗い用消毒剤を備え、出入り口のタッチフリーメカニズムの設置を求めています。
再々延長に合わせて、感染地域の色分け区分は見直され、感染が集中している都市レッドは減少し130、感染が落ち着いている都市オレンジは増加し284、感染が確認されていない都市グリーンは減少し319となっています。
グリーンの都市においても、公共交通機関の運行は制限され、不必要な個人の移動は午後7時から午前7時まで禁止されています。
公共交通機関の運行停止は、都市部の大企業に限らず、地方の出稼ぎ労働者にも及んでいます。帰省のために高速道路を歩いて移動したり、食事も入手できなく孤立している大多数の貧困層の救済の成否が、コロナ終息後のインドの経済の再開に大きく影響してくると思われます。