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インドの健康関連予算

インドのコロナウィルス感染者数が700万人を突破し米国に迫る勢いです。死者も11万人と米、ブラジルに次いで世界第3位。(worldometer資料)

Oxfam(オックスファム:英国で設立された非営利の人道活動団体)のレポートによれば、インドは世界で4番目に健康関連予算の低い国となっており、ナイジェリア、バーレーン、インドが、不平等の観点からパンデミックに対する最悪の対処をした国と名指ししたレポートを公開しました。

特にインドは、目覚ましい経済成長を遂げているのも関わらず、健康関連予算が僅かに4%というのは世界で155番目にランクされる嘆かわしい状態だと言わんばかりの厳しい評価になっています。

世銀のデータによれば、2017現在インドは全予算の3.4%しか健康関連に割いていません。ちなみに高収入の国の平均は18.5%、インドの属する中所得以下の国の平均は5.1%。日本は23.6%の予算を健康分野に割いています。これだけを見ても、いかにインドが健康分野を軽視しているかが一目瞭然です。この結果、インドでは55%もの人が最低限の医療サービスも受けられず、なんと70%以上の健康関連支出が個々の家計から支払われていることになります。平均寿命は日本(84.6際(2019年))より15歳も若い69.7歳(2019年)です(Our World in Data資料)。実はこの平均寿命、富裕層と貧困層で大きな開きがあります。富裕層の平均寿命が72.7歳に比して、貧困層の平均寿命は65.1歳というデータがあります(BMJ Global Health資料)。その差7.6歳!

コロナウィルスの発生により、富める人と貧しい人の差があらためて浮き彫りとなりました。感染が爆発的に増加したのは、衛生環境の悪いスラム街からでした。

インドの街を歩いていると、乞食に沢山出くわします。車に乗っていて信号で停止すると乞食が近寄って来て物乞いします。モディ政権になって特に貧困救済対策や衛生対策に力を入れる政策が取られて来ましたが、それでもインドから貧困者がいなくなるのばまだまだ先のことのように思われます。何故なら、インド人の富裕層が、貧困者を自分と同じインド人とは見ていないからです。彼らは、貧国者を別の人種と見ています。従って、彼らを貧困から脱出させねばならないと言う意識はほとんどないと言って良いでしょう。それが、インドの健康管理予算に如実に表れてきたといっても過言ではありません。

幸いなことにインドは肥沃な国であり、貧しくても餓死者がいないという恵まれた環境にあります。がしかし、それに甘えて貧困対策をおろそかにするようでは、インドはいつまで経っても先進国の仲間入りなどできる筈がありません。

インド人、特に富める人々が貧しい人々を同じインド人なのだという意識を持って真剣に貧困対策に取り組もうとする意識を持たない限り、インドはいつまで経っても発展途上国でしょう。

インド人が、インドを本当の意味で世界の手本となるような国にしたいと思うのであれば、先ず取り組むべきはインドの貧富問題を解決することでしょう。

 

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