インドのモディ首相は、2020年10月26日のエネルギーフォーラムにおいて、インドの
エネルギー政策の明るい未来について表明しました。
・再生可能エネルギーの推進に力を注いでおり、2022年までに175ギガワットの電力目
標は順調に進んでいる。(2030年までに450ギガワットすることを示唆)
・6年間で街灯1100万台のLED化を推進し、省エネとともに温室効果ガスの排出削減
に努めている。
・石油精製能力を、2025年までに4億5000万トン(現在の約1.8倍)に増大する。
・ガス精製能力を、2025年までに4億メトリックトン(現在の約1.6倍)に増大する。
・化石燃料のクリーン化、車両燃料の脱炭素化及び新興燃料の開発等を推進する。
新型コロナウイルスパンデミックにより、世界的なエネルギー需要が1/3に減少すると予測されていますが、インドのエネルギー消費は増大することが見込まれています。
モディ首相の環境に配慮し投資家が受け入れやすいエネルギー政策の継続は、インドの経済的成長及びエネルギー安全保障に不可欠なものであり、世界経済にも好影響を及ぼします。また、この政策が、今まで恩恵を受けることが少なかった、農村部の人々、低所得者及び女性にとっての生活しやすさにつながることも期待されています。